こんにちは、Lactivatorの渡邉です。
このページでは私が過去に読んで参考になったマーケティングに関する本、バイブルとして今でも時々読み返す本などを紹介しています。是非ご参考になれば幸いです。
※本の写真をクリックするとAmazonの購入ページに移動するようになってますので、良ければ是非読んでみて下さい。
マーケティング戦略の基礎を学びたい!
売れるもマーケ当たるもマーケ マーケティング22の法則
前職で自動車メーカーに入社し、マーケティング部門に配属された時に当時の上司から『まずこれを読め』と勧められた本になります。それ以降、マーケティングのバイブルとして必要な時に読んでいます。
また、星野リゾートを初めとした大きな企業でもマーケティングの『原理原則』を学ぶ教科書として利用されているようです。
90年代前半にアメリカで書かれた本の為、ちょっと古い、また日本人になじみの薄い事例が書かれているのがちょっとした難点です。しかしそれを差し引いても、書かれている内容は現代マーケティングにも十分当てはまるものです。
マーケティングを初めて勉強する人も、今マーケティングの仕事をしている人も、とても参考になる内容のはずです。
マーケティングに関連する心理学を学びたい!
『欲しい』の本質~人を動かす隠れた心理『インサイト』の見つけ方
人間が”これ欲しい!”という衝動にかられる心理『インサイト(Insight)』の重要性はこのサイトの記事でも解説していますが、こちらの本ではどうすればそのインサイトを見つけられるのかを事例も踏まえて詳しく解説しています。
私自身も事あるごとに参考にしている本で、特に初めてインサイト発掘を行う方にはおススメです。
本当の欲求は、ほとんど無自覚
上の『欲しいの本質』と同じ、大松孝弘さんと波田浩之さんが書かれた本ですが、こちらの方が読み物的になっていて読みやすいかもしれません。副題にある通り、インサイトをシンプルに見つける方法が書かれており、取っ付き易いかもしれません。
帯にも書かれていますが、チャンスは常に人々の『隠れ不満』の中にあるのです。
「思わず買ってしまう」心のスイッチを見つけるためのインサイト実践トレーニング
こちらもインサイトの発掘を行う人の為の実践ノウハウが書かれています。どちらかというと会社の同僚やプロジェクトの中でインサイトを探す『グループワーク』を行う方に参考になるような内容です。
行動心理学を勉強したい!
経済は感情で動く~はじめての行動経済学~
行動経済学と言ったら大概の方はこの本の名前を上げるのではないでしょうか。
これまで経済学は『人間は常に論理的に行動する』ということを前提に研究が行われてきましたが、経済学と心理学を融合して人間の経済活動が如何に『感情』や『気分』に左右されるのか、そしてそれは一般庶民だけでなく、一国の政府や大企業の判断もそうであるということを伝えてくれている本です。海外の事例もあってちょっと分かりにくい部分もありますが、まずは手に取って読んでみる事をおススメします。
人は悪魔に熱狂する~悪と欲望の行動経済学~
まずは難しい事はおいといて、読み物として行動経済学を知りたいのであればこの本がおススメです。マーケティングを成功させる為にはターゲットと言う『人間』をよく理解する必要があります。しかし、誰しも人間の心には『悪』の部分が必ず潜んでいて、それを認めない限りは人間を理解しているとは言えないという内容です。
300ページ以上ある本ですが、意外とサラッと読めてしまいます。
ガブッ!とわかる世界一やさしい行動経済学の教室
こちらも読み物として読めるくらい分かりやすく書いてあるのですが、少し数式なども加わっているので、ちょっと学術的に行動経済学を勉強してみたいという方はおススメです。なぜ人は外れる可能性が高い宝くじにお金を出すのか?、なぜ人はテレビショッピングに夢中になってしまうのか?などの一般的な『あるある』を行動経済学の視点で学術的に解説しています。
広告&コピーライティングについて勉強したい!
現代広告の心理技術101
広告やコピーライティングに携わっている方ならばほとんどの方が読んだことがあるのではないでしょうか。それくらい名著です。
特に個人でビジネスをやっていて自分で広告やコピーを作りたいという方は是非1度読んでみて下さい。特に最初の方で書かれている『生命の8つの躍動』という言葉はコピーライティングを行う上で知っておかねばならない超重要事項です。私も広告関連のバイブルとして必要な時に読み返しています。
伝え方が9割 & 伝え方が9割2
こちらは大ベストセラーですので、よくご存知の方もいらっしゃると思います。シリーズで130万部を売り上げたと言われています。
コピーライティングにおいて『どう書けば読者に深く伝わるのか?』をいくつかのパターンに分けて紹介しており、そのパターンに則ってコピーを作ればすぐに伝わる文章が作れます。多くのビジネスマンに衝撃を与えたシリーズです。
価格戦略について勉強したい!
売りたいのなら、値下げはするな!日本一わかりやすい価格決定戦略
価格戦略、価格マーケティングについて勉強したいのであれば、学習院大学の上田隆穂先生の本をおススメします。『価格』に関する日本の権威であり、値付けと消費者心理の関係を深く研究していらっしゃいます。この本は上田先生が書かれた本の中でもかなり分かりやすく、イラストを交えて説明しています。新商品の価格設定や値下げについて悩んでいる方はまず手に取って読んでみて下さい。
その他参考にしてほしい本
マーケット感覚を身につけよう
「これから何が売れるのか?」わかる人になる5つの方法
著者のちきりんさんは今でも人気の社会派ブロガーで、これまでに数多くの本を出版されています。その中でもこの本はビジネスを行うにあたって是非身に付けて欲しい『マーケット感覚=売れるモノに気づく力』に関して書かれたものです。2015年に出された本で私は会社員時代に読んだのですが、当時目からウロコが落ちたのを今でも覚えています。こちらも全てのビジネスマンに是非一度読んでいただきたいです。
FACTFULNESS
これも大ベストセラーになりましたのでご存知の方も多いのではないかと思います。人間誰しもが持っている『思い込み』を捨て、データを基にきちんと状況を見る習慣を付けようというメッセージを10個の事例を通して伝えています。
『現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了しているでしょう? A:20%、B:40%、C:60%』。あなたはどれだと思いますか?
※おススメの本は不定期に更新します。
以上が私のおススメの本なのですが、今後も様々な本を読んでいって皆様におススメしたいモノが見つかったらこのページで紹介いたします。是非、時々見に来てくださいませ。
また最後に伝えておきたいのは、本だけ読んでもマーケティングのスキルは身に付きません。本で得た内容を実際に意識して使ってみる事が大事なので、そこはお間違えないように。