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『データドリブン経営』が機能しない会社の3つの特徴と解決策

  1. 未分類

 

こんにちは、マーケティングリサーチャーの渡邉俊です。

  • データに基づく意思決定
  • 勘ではなく数字で判断する

いわゆるデータドリブン経営は、今や多くの企業が掲げる経営方針となっています。
しかし、実際の現場では「データを集めても結論が変わらない!」、「分析ばかりで何も決まらない!」という声が後を絶ちません。

何故データドリブンは機能しないのか?というと、その理由には共通のパターンがあります。
そこで今回はマーケティングリサーチャーの視点から、データドリブンが形骸化する3つの本質的な原因とその解決策をご説明します。

※動画で見たい方はこちらをどうぞ!

データドリブンが機能しない3つの理由

理由① データを見る人がバイアスにとらわれている

まず人間はデータを見る時、多くの場合はあらかじめ仮説を立てた状態でそれを見ます。
つまり、「こういう結果であってほしいな・・・」という先入観を持ちながら数字を解釈してしまうのです。

例として、あるSNS広告キャンペーンを考えてみましょう。
担当者は「SNS広告の効果は高いはずだ」という前提でデータを確認し、クリック率の高さを根拠に「この広告は成功だ」と結論づけました。
しかし実態を精査すると、クリックしていたのはほぼ既存顧客であり、新規顧客の獲得にはほとんどつながっておらず、売上への貢献も限定的でした。
それでも担当者は「成功」と報告してしまいました。

このように自分の信念や仮説を支持する情報だけを無意識に集め、反対する情報を無視・軽視してしまう認知の歪みを、心理学では『確証バイアス』と呼びます。
確証バイアスが蔓延した組織では、大量のデータが存在するにもかかわらず、経営判断が誤った方向へ進んでしまうことがあります。

リサーチの現場で真に重要なのは、自分が信じたい数字ではなく、自分が見たくない現実を直視することです。

理由② データの設計が意思決定の目的と合っていない

「分析は行っているが、何を決めたいのかが不明確」
これもよく見られる状態です。

例として、あるECサイトが「離脱率を下げたい」という課題を持っていたとします。
しかし実際に収集・分析していたデータはPV数や平均滞在時間などのアクセス解析指標に偏っており、「なぜ離脱が発生しているのか」を把握できるデータは存在しませんでした。
調査を進めると、離脱の主因はUIではなく配送条件にあることが判明しました。

この事例が示すのは、分析以前に「分析の目的」と「取得するデータ」がずれていたという構造的な問題です。
データを収集する前に「何を決めたいのか」「その意思決定に必要なデータは何か」を明確にしておかなければ、どれだけコストをかけてデータを取得しても意味のある洞察は得られません。それは「分析ごっこ」に終わるだけです。

理由③ 上位者の意向によって結論がすり替えられる

これは多くの組織に共通しているのですが、結構見過ごされがちな問題です。
調査結果でA案がユーザーから最も高い支持を得ていたとします。それを会議で報告した途端、社長や上司が「私はB案の方が好きだな・・・」なんて発言をすることがあると思います。
すると場の空気がガラッと変わり、「では今回はB案で進めましょう!」という結論になってしまう訳です。

これは笑い話ではなく、リサーチや意思決定の現場では実際によく起こる状況です。
データがA案を支持していても最終的にB案が採用され、結果として市場での反応も芳しくない。そうした事例は決して珍しくありません。

「データドリブン経営」を標榜していても、「社長ドリブン」「上司ドリブン」の意思決定構造が残っている限り、データは機能しません
むしろ多くの企業においては、分析手法を改善する前に意思決定のプロセスそのものを見直すことの方が先決です。

解決策:データドリブンを本当に機能させる3つのアプローチ

以上の課題を踏まえ、データドリブンを実効性あるものにするためには、次の3点が不可欠です。

  1. 目的ファーストでデータを設計する
    収集を始める前に「何を決めたいのか」を明確にし、その目的に必要なデータだけを収集します。
  2. 仮説をいったん棚上げし、データの事実からストーリーを組み立てる
    分析の段階では先入観を排し、数字が語る事実に忠実にストーリーを構築します。
  3. 組織に「数字から学ぶ文化」を根付かせる
    データドリブンはツールの問題ではなく、文化の問題です。経営層を含めた組織全体で、データに基づいて判断する姿勢を醸成することが求められます。

まとめ

多くの場合、データドリブン経営の失敗はテクノロジーや分析手法の問題ではありません。
バイアス、設計のずれ、そして組織の意思決定構造・・・この3つの本質的な課題に向き合わない限り、いくらデータを集めてもその価値は発揮されません。
データを「見たい現実の確認ツール」ではなく、「見たくない現実を映す鏡」として活用できる組織こそが、真の意味でデータドリブンを実践しているといえます。


【第64回】YouTubeやSNSなどの情報発信が主流の現代ですが、その分野の専門家と認めてもらうにはやはり『紙の本』の出版が最強です。とはいえ商業出版はハードルが高く、自費出版はお金がかかりますが、この動画ではその"中間"である『POD出版』についてお話します。初めて本を出す人にはかなりおススメです。


◆渡邉 俊のプロフィール
1977年1月、群馬県生まれ。マーケティングリサーチ事務所 Lactivator 代表 / 一般社団法人KING OF JMK代表理事。
2001年に自動車メーカーに入社して、15年間マーケティングリサーチや商品の品質保証を担当。その後2016年に独立してマーケティングリサーチの専門事務所を設立。
現在はランドセルメーカーや資格学校、地方自治体など幅広い分野でクライアントを抱え、マーケティングリサーチ業務を行っているこの道20年以上のベテランリサーチャー。

また上記以外にも故郷:群馬県の地方創生の為に、『上毛かるた』の全国大会である『KING OF JMK~おとな達の上毛かるた世界一決定戦~』を開催。培ってきたマーケティングにノウハウを地方創生に活用する活動を展開している。NHK、新聞、雑誌、メディア取材多数。

◆著書
『アンケートは仕込みが全て』 (2025年2月)
『上毛かるたはカタル』 (2023年12月)
『上毛かるたはカタル2』(2026年2月)

◆Webサイト
https://lactivator.net/

◆お仕事の依頼はこちらから↓
https://lactivator.net/request_from_corporation/

◆マーケ専用AI『Lactivator AI』はこちら↓
https://lactivator.hp.peraichi.com/lactivator_ai

◆動画で紹介した『Booko出版』様の公式サイトはこちら↓
https://www.booko.co.jp/


#マーケティング 
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#POD出版
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#独立

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◆渡邉 俊のプロフィール
1977年1月、群馬県生まれ。マーケティングリサーチ事務所 Lactivator 代表 / 一般社団法人KING OF JMK代表理事。
2001年に自動車メーカーに入社して、15年間マーケティングリサーチや商品の品質保証を担当。その後2016年に独立してマーケティングリサーチの専門事務所を設立。
現在はランドセルメーカーや資格学校、地方自治体など幅広い分野でクライアントを抱え、マーケティングリサーチ業務を行っているこの道20年以上のベテランリサーチャー。

また上記以外にも故郷:群馬県の地方創生の為に、『上毛かるた』の全国大会である『KING OF JMK~おとな達の上毛かるた世界一決定戦~』を開催。培ってきたマーケティングにノウハウを地方創生に活用する活動を展開している。NHK、新聞、雑誌、メディア取材多数。

◆著書
『アンケートは仕込みが全て』 (2025年2月)
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起業・独立したければ『紙の本』を書け!~実績ゼロからでも仕事が舞い込む『POD出版』のススメ~

マーケティングの『ま』on YouTube 2026年3月24日 9:01 PM

【第63回】イランでの戦争により中東地域の情勢が不安定になり、国内ではガソリン価格が高騰しています。しかし考えてみると、国内在庫はまだまだあるのに何故値段が高くなるのでしょうか?これを経済学とマーケティングの視点でお話致します。


◆渡邉 俊のプロフィール
1977年1月、群馬県生まれ。マーケティングリサーチ事務所 Lactivator 代表 / 一般社団法人KING OF JMK代表理事。
2001年に自動車メーカーに入社して、15年間マーケティングリサーチや商品の品質保証を担当。その後2016年に独立してマーケティングリサーチの専門事務所を設立。
現在はランドセルメーカーや資格学校、地方自治体など幅広い分野でクライアントを抱え、マーケティングリサーチ業務を行っているこの道20年以上のベテランリサーチャー。

また上記以外にも故郷:群馬県の地方創生の為に、『上毛かるた』の全国大会である『KING OF JMK~おとな達の上毛かるた世界一決定戦~』を開催。培ってきたマーケティングにノウハウを地方創生に活用する活動を展開している。NHK、新聞、雑誌、メディア取材多数。

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『アンケートは仕込みが全て』 (2025年2月)
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◆渡邉 俊のプロフィール
1977年1月、群馬県生まれ。マーケティングリサーチ事務所 Lactivator 代表 / 一般社団法人KING OF JMK代表理事。
2001年に自動車メーカーに入社して、15年間マーケティングリサーチや商品の品質保証を担当。その後2016年に独立してマーケティングリサーチの専門事務所を設立。
現在はランドセルメーカーや資格学校、地方自治体など幅広い分野でクライアントを抱え、マーケティングリサーチ業務を行っているこの道20年以上のベテランリサーチャー。

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◆渡邉 俊のプロフィール
1977年1月、群馬県生まれ。マーケティングリサーチ事務所 Lactivator 代表 / 一般社団法人KING OF JMK代表理事。
2001年に自動車メーカーに入社して、15年間マーケティングリサーチや商品の品質保証を担当。その後2016年に独立してマーケティングリサーチの専門事務所を設立。
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◆渡邉 俊のプロフィール
1977年1月、群馬県生まれ。マーケティングリサーチ事務所 Lactivator 代表 / 一般社団法人KING OF JMK代表理事。
2001年に自動車メーカーに入社して、15年間マーケティングリサーチや商品の品質保証を担当。その後2016年に独立してマーケティングリサーチの専門事務所を設立。
現在はランドセルメーカーや資格学校、地方自治体など幅広い分野でクライアントを抱え、マーケティングリサーチ業務を行っているこの道20年以上のベテランリサーチャー。

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◆著書
『アンケートは仕込みが全て』 (2025年2月)
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マーケティングの『ま』on YouTube 2026年3月13日 9:00 PM

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