【例文掲載】英語でアンケートを作る際のコツと注意点

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マーケティングリサーチコンサルタントの渡邉俊です。

外資系企業やこれから海外進出を計画している会社にお勤めの場合、英語でアンケートを作る機会が多々あると思います。
ただ、初めてだと『どうすればいいの?』とちょっと不安になりますよね。

僕自身もアメリカ、中国、タイ、インドネシア、マレーシア、オーストラリア・・・などの国でマーケティングリサーチを行った経験がありますが、初めて海外の調査を担当した時はどう設計したらよいのか?とやっぱり不安でした。

そこで今回は、英語でアンケートを作る際のコツや注意点をまとめました。

そもそも『アンケート』って何語?

日本では『アンケート』という言葉が一般的な為、この言葉自体が英語だと勘違いしている方も多いと思います。

しかし、アンケート【enquete】はフランス語に由来する言葉です。

調査は英語で”survey”(サーベイ)、調査票(アンケート票)は”questionnaire”(クエスチョネア)と言います。
調査業界内では”questionnaire”を”Q’re”と略語を使うこともあります。

従いまして、

“Employee survey”といえば『従業員に回答してもらう調査』
“Customer survey”といえば『お客様または潜在顧客に回答してもらう調査』
“Online survey”といえば『インターネットを使って回答してもらう調査』

です。

また極まれにではありますが、調査のことを”clinic”(クリニック)と書く場合があります。
これは主に自動車業界で行われる、自社商品や競合商品に対するお客様評価を調べる会場調査を指すことが多いです。
会場に対象者を集めて、商品や開発段階の試作車を見てもらい、評価してもらう調査です。
実際の商品を見てもらうので信憑性のある評価結果が得られます。。

英語でのアンケート作りの基本

さて英語でアンケートを作る時のポイントですが、基本的には日本語で作る時と一緒と考えていただいて全然構いません。
また中国語であろうがスペイン語であろうが、言語によってアンケートの設計の仕方は異なるということはありません。

ということで、作り方はこのサイトの他のブログを是非参考にして下さい。
以下のブログは、僕自身がアンケート設計を添削する時にポイントとしている事をまとめたものです。参考にどうぞご覧くださいませ。

またLactivator発行の無料メール講座でも更に詳しく解説しています。
この機会に是非購読登録してみて下さいね。

上記ブログや無料メール講座にも書いた通り、

・回答結果を集計・分析すればアンケートの目的(ゴール)を達成できるか。
・回答者の本音が聞き出せるよう最大限の『仕掛け』と『仕込み』がされているか。
・回答率を少しでも上げられるよう最大限の『仕掛け』と『仕込み』がされているか。

この3つを意識してアンケートを設計する事は、何語であろうが変わらず重要です。

 

調査を実施する時期に要注意

海外でマーケティング調査を行う場合に注意してもらいたいのが、調査の実施時期です。
基本的にはその国の大型連休や宗教的なお祭りがある時期に調査を行うのは避けてください。

理由は、国民全体が休暇を取る為に回答数が集まりにくいというのもあるのですが、一番の理由は正確性が落ちるという事です。

連休やお祭りの時期は、国民全員の気持ちが高揚しています。
その為、平常心でアンケートに答えてくれる方が少なくなります。これはホントの話です。

具体的には、

・欧米などのキリスト教圏・・・クリスマス休暇あたり(12月中旬~1月上旬)
・中国・・・春節(旧正月:2月上旬)、国慶節(10月上旬)
・イスラム教圏・・・ラマダン(年によって時期が異なる為、事前にチェック要)

の期間は調査実施を控えた方がよいです。

僕は以前、ラマダンの時期にインドネシア国内で定量調査を行ったのですが、全く使えないデータがアウトプットされて痛い目を見ました・・・

ちなみに日本国内でも年末年始やゴールデンウイーク、お盆休みの期間は調査実施を避けた方がよいです。

アンケート調査で頻繁に使う英文を掲載!

Googleなどの翻訳機能は信じないこと!

日本人が日本語以外の言葉でアンケートを作成する際、Google翻訳などを使うことが多いと思います。
ですが、配布する前には絶対にネイティブスピーカーの方のチェックを受けましょう。

もう一度言いますが、これは『絶対に』です。

使っている方はお分かりと思いますが、Googleを初めネット上の翻訳機能はまだまだ発展途上なので、間違いがとても多いです。

またネイティブにその言語をしゃべれるという絶対的自信があるならば別ですが、ほんの少しでも不安がある方はプライドなんぞ捨てて誰かに見てもらった方がよいです。

日本人以外の人が作った日本語のアンケートを見た事がある方はよくわかると思います。
文法がほんの少しでもおかしいと咄嗟に読む気力が一気に薄れ、回答へのモチベーションが大きく下がります。

ネイティブスピーカーにチェックしてもらうという工程をやるか否かで、回答データの質が大きく変わると思ってください。

英語でアンケートを作成する際の例文を記載しておきます。
もちろん他の言い方もありますが、自身のない方はこれをコピペして言い換える部分のみ修正して使っていただければと思います。

<例文1>アンケートの導入文(冒頭文、依頼文)

アンケートの冒頭に記載する回答者への依頼文です。
アンケートモニターパネルで調査を行う場合は特にこの文章は必要ありません。しかし、自分で所有している顧客リストを使って回答をお願いする場合は、きちんと依頼をしましょう。

【事例:シェアオフィス経営者が会員に向けてアンケートの回答を依頼する場合】
We would like to ask all of members to answer this questionnaire.
全会員の皆様に、アンケートへの回答をお願いいたします。

It takes about 5 minutes.
所要時間は5分です。

This result will be utilized for the activity of the improvement for working space environment.
この結果は、ワーキングスペース環境の改善活動に利用させていただきます。

Your cooperation would be highly appreciated.
皆様のご協力に心より感謝申し上げます。

(ポイント)
だいたいで構わないので”about XX minutes.”という形で所要時間を記載し、また回答結果が何に使われるのかを明記しましょう。これは日本語のアンケートでも同じです。
拘束される時間と自分が答えなければならない理由がわかれば回答に対する意欲をあげる事ができ、結果として回収率もアップします。

 

<例文2> 単一選択(SA)で回答してもらう場合

「あなたに合ったものを以下の中から1つお選び下さい」と言った感じで、複数の選択肢から1つを選んでいただく質問形式を単一選択(SA: Single Answer)と呼びます。

【事例:普段の仕事で海外オフィスとの連携の有無を聴く場合】
Do you have something to communicate with overseas office in your daily work?
あなたは普段のお仕事の中で、海外のオフィスと連携することはありますか?

Please select an applicable answer.
当てはまるものを1つお選びください。

(ポイント)
“Please select an applicable answer.”という表現はどんなケースでも使えます。
“applicable”が「当てはまる」という意味なので、単一選択の場合はこの表現で大丈夫です。

 

<例文3> 複数選択(MA)で回答してもらう場合

SAに対して、「あなたに合ったものを以下の中から全てお選び下さい」という風に複数の選択肢から複数選んでいただく質問形式を複数選択(MA: Multiple Answer)と呼びます。
こちらもアンケートでは多用します。

【事例:普段の仕事で海外オフィスとの連携の有無を聴く場合】
Do you utilize below tools to communicate with overseas office?
あなたが海外オフィスと連絡を取る際、以下のツールは利用しますか?

Please select all applicable answer.
当てはまるものを全てお選びください。

(ポイント)
単一選択の場合は”Please select an applicable answer.”という表現なのに対し、複数選択(全て選んでもらう場合は”Please select all applicable answer.”とシンプルに書けば大丈夫です。

 

<例文4>段階評価に関する質問

満足度や好意度、または推奨意向(友人・知人に勧めたいと思うか?)を聴く場合は5段階などで評価するのが普通です。

【事例:シェアオフィス経営者が会員に向けて、商品の満足度を聴く場合】
Please rate your satisfaction when you see this space as “Your own living space”.
このスペースをあなたの『生活環境』と見た場合、あなたの満足度を評価して下さい。

Very satisfied /かなり満足している
Satisfied /満足している
Neutral /どちらともいえない
Dissatisfied /満足していない
Very dissatisfied /かなり満足していない

(ポイント)
満足度を聞く場合は、”Please rate your satisfaction.”とシンプルに聞けば大丈夫です。

この表現は他にも応用でき、例えば、

『好意度』を聴く場合:Please rate your favor.
『認知度』を聴く場合:Please rate your recognition.

という風に置き換えればOKです。

またそれに対応する選択肢の数ですが、程度・度合を評価してもらう場合は奇数にすることが基本です。
真ん中に『Neutral /どちらともいえない』を入れましょう。

 

<例文5>回答者を限定して質問する場合

『前問で〇〇と答えた方に質問します。』という形で、アンケートでは回答者を限定することも頻繁にあります。
Webアンケートの場合、限定した回答者にしか質問が表示されないようシステム的に設定できます。
その為、特に上記のような前置きを質問文に加える必要はないのですが、書く場合は下記のような文で良いと思います。

【事例:前問で特定の回答をした人にのみ質問する】
For those who selected “Communicate frequently” in the previous question, do you utilize below tools to communicate with overseas office?

前問で”頻繁に連絡する”と答えた方に伺います。あなたが海外オフィスと連絡を取る際、以下のツールは利用しますか?

(ポイント)
“For those who XXX,”という文を冒頭に記載すれば回答者に意図は伝わります。
もう少し周りくどい表現もありますが、基本的にアンケートの質問文は『短く簡潔に』なので、このくらいの長さが適しています。

 

<例文6>自由記入欄で回答者の意見、要望を聞く時

アンケートは定量調査なので、回答者にフリーコメントで文章を記述させること自体あまりお勧めしません。
回答者は面倒くさくてなかなか書いてくれませんし、何よりも集計することができません。

従い選択式が基本なのですが、ただアンケートの最後に回答者が持っている意見を吐き出させるというのは悪い事ではないので、以下のような文章で記述をお願いするのが良いと思います。

【事例:アンケートの最後、回答者に自由に意見、要望を書いてもらいたい場合】
If you have any other comments or opinions about us, please describe in below form.
私共について何かご意見、ご要望がございましたら以下の欄にご記入下さい。
We will read this carefully.
丁寧に拝見いたします。

(ポイント)
“If you have any other comments or opinions about XX, please describe in below form.”
という文章はどんなアンケートでも使えるはずです。XXの部分に相応しい単語を入れてもらえればOKです。
その後、丁寧に拝見すること、またはお一人お一人のご意見を大切に扱うことを明記しましょう。ただでさえ文章の記述は面倒くさいので、回答意欲が沸かせることが重要です。

 

例文に関しては今後もこちらに追加していく予定です。
是非、英文のアンケート作成の参考にして下さい!

 

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