【名言に学ぶマーケティングのコツ】なぜターゲットを絞る必要があるのか?

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「記憶に残る幕の内弁当はない。」 By 秋元康

 

突然ですがお弁当屋さんで弁当を買ったことがありますか?

今までの人生の中で一番印象に残っているお弁当は何でしょうか?

私は数年前に地元のお弁当屋さんで食べたヒレカツ弁当が印象に残っています。
ヒレカツ以外はほとんどおかずが無いのですが特大のカツが弁当箱のど真ん中に入っていてお腹が減っている時には一番のご馳走なのです。

もちろん、おかずの多さや豪華さという点で言えば『幕の内弁当』が一番だと思います。

 

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幕の内弁当の中には色々な物が入っていますからね。

しかし、結果的には美味しいもののどういう訳か案外記憶に残る事はありません。

よく出来た美味しい幕の内弁当より、他におかずが入っていなくてもヒレカツがど~んとした存在感を持っているヒレカツ弁当の方が記憶に残るのです。

つまりこれは言い換えると、幕の内弁当は何でも入っていますがこれと言った「売り」がないのです。

強いて言えば「何でも入っている」事が売りなのですがポイントが分散して記憶に残りにくいと言えます。

ヒレカツ弁当はヒレカツ以外が貧相であってもきちんとした「売り」があります。

何かを人にアピールする時、もしくは人に何かを伝えたい時、何か「売り」になる中心的なことに絞って表現する必要があります。

思わずあれもこれもと詰め込みがちになってしまいますが、実はそれでは印象に残らないのです。

秋元さんがおっしゃっているのは、みんなから愛されよう、みんなに合わせようとすると逆にその人の個性(=売り)が無くなってしまうという事です。


通常どんな商品もそうですが、老若男女問わず万人に受け入れてもらえるような商品を作ろうとすると、何が売りなのかがわからなくなってしまい、結局誰にも受け入れられないものができあがってしまう事が多々あります。

  • きちんとターゲットとなるお客様を決め、
  • その人に買ってもらう為には何を「売り」にすれば良いのかを考え、
  • それに沿って商品をつくる。

これ、マーケティングや商品企画においては基本なのですが商品を作っていると意外と皆さん、忘れます(笑)
上記の点をきちんとチェックしながら商品作りを進めましょう。

じゃあ具体的にターゲットはどうやって決めればよいのか?については、以下で詳しく解説しています。
是非ご参考にして下さい。

 

<秋元康>
1958年生まれ。作詞家、放送作家、音楽プロデューサー。
近年では、2005年に結成された女性アイドルグループ『AKB48』とその姉妹グループの総合プロデューサーとして知られている。
2007年より京都造形芸術大学副学長を務めている。

 

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